心の病が増えている日本の食事情
現代は、インターネットの普及により便利にはなりましたが、一方で、心の状態ーつまり精神的ストレスにさらされることが知らぬ間に増えてきました。
かくいう私も、約25年程前に原因不明の心の病にかかり、現在に至っても完治していません。
しかし、そこに考えられる原因は、人間関係の悩みだけにとどまらず、日本の食事情が関係してるらしいのです。つまり、自分の食習慣やライフスタイルを変えることでかなり楽になることもありうるのです。
心はどこにある?
いったい、心(精神・意識)はどこにあるのでしょうか?
これは科学でもまだまだ謎ではあると思いますが、大体の人は頭で考えることや感情が心の正体ではないかと考えられているのではないかと思います。
頭には脳細胞がいっぱい詰まっていますが、その脳細胞を作り、また適切に機能させているものは栄養素なんです。
タンパク質、脂質、糖質と、それらを円滑に代謝させるためのビタミン、ミネラルなどです。
したがって、栄養が脳細胞の機能を決め、脳機能が精神状態をつくるということになります。
心に効く栄養素って?
心に効く栄養素とは、脳細胞を作り出すタンパク質とその吸収を高めるビタミンB群です。
ほとんどの日本人に欠乏している栄養素が、以下です。
①タンパク質②ビタミンB群③鉄(特に女性)、亜鉛(特に男性)
だから、心の病を抱える人が多くなってきたとも言えるのではないでしょうか?
タンパク質って1日にどのくらい必要なの?
栄養素の「1日の必要摂取量」は人それぞれですが、すべての栄養素の根本、タンパク質について、1日の必要量を出す目安となる計算式があります。
「1日に必要なタンパク質量=体重(kg)×1g」です。
ただし、この結果は、食物に含まれるタンパク質量であって、実際には食材の10%以下になります。
例えば、脂肪の少ない赤身肉なら1日に500g摂って50gのタンパク質が摂れます。
しかし、料理方法や年齢、生活スタイルやライフステージ、活動量によっても必要量は増えます。
わかりやすいイメージとしては、どのタンパク質食材であってもタンパク質10gを摂るのに必要な食品量は、片手の手のひら山盛り1杯が目安になります。
心のケアが大事
もちろん、食事だけで心のケアができるわけではありません。
今の自分の状態をよく知り、必要ならセルフケアをした方がいいですし、自分1人で難しい場合は、セラピーやコーチングを受けた方がいい場合もあると思います。
家族に言えないことがあれば、信頼できる人に頼っていいんです。
1人で悩まないで、メンタル面で困った時は、心を開いて癒してもらいましょう。